日本大学芸術学部で日本美術を専攻し、修士修了。出版業界での編集業務経験を経た後、足立区立郷土博物館で美術担当の学芸員(非常勤)として勤務。浮世絵を中心とした日本美術全般の調査、研究および、講座、展覧会等の企画・実施に従事し、2017年に開催した美人画展の企画・実施を担当した。
個人活動としても「美人画研究会」を主催し、浮世絵「美人画」についての私的研究発表や美術館ツアー開催を行うなど、美術に興味のある一般の人々に向けた紹介・普及の活動に積極的に取り組んでいる。
「ボストン美術館蔵ビゲローコレクションにおける歌川国貞(三代豊国)の浮世絵
―役者絵の数量的分析および歌舞伎番付との符合調査から浮かび上がるウィリアム・スタージス・ビゲローの蒐集動機―」 日本フェノロサ学会『LOTUS』第37号、2017年3月、pp.69~88
「大正期「複製浮世絵」における高見澤遠治 ―その卓越した精巧さの実見調査と、岸田劉生らに与えた影響の考察―」 日本フェノロサ学会『LOTUS』第39号、2019年3月、pp.25~42
「竹久夢二の木版画にみる美人の線ー楊洲周延の浮世絵美人画の線との対比、および「《宝船》複製浮世絵」の制作過程からの線の分析を中心にー」竹久夢二学会『竹久夢二研究』第2号、2020年3月、pp.35-49
浮世絵展「美人画名品選—春信・歌麿から芳年・周延まで―」足立区立郷土博物館、2017年